ヘバーデン結節は放置するとどうなるのか?

「ヘバーデン結節は曲がりきったら痛くなくなる」

こんな言葉を聞いたことがありませんか?

実際に、そうなった体験者もおられますし、医師がそうおっしゃっているケースもあるようです。

しかし、本当にそうなのでしょうか?

自分の大切な指です。車の部品のように交換できません。

この言葉を鵜呑みにして、後で後悔しなくて済むように、実際にヘバーデン結節で苦しんでいる方の声をまとめてみました。

作者のプロフィール

院長の画像

こちらが私のプロフィールとなっておりますので、興味のある方はお読みください。

名古屋でヘバーデン結節に特化した整体院を運営しております。

東海地方だけでなく全国からもお問い合わせがあり、毎年、のべ1000名以上のヘバーデン結節のお客様と向き合い、日々研究を重ねています。

ヘバーデン結節のお客様の声

私が施術家になった理由

いきなり結論!

まず結論から申し上げますと、

ヘバーデン結節を放置するのは大変危険ですからやめたほうが良い!

というのが、ヘバーデン結節専門整体師としての私の見解です。

でも、実際にヘバーデン結節の痛みがなくなった方もおられるのも事実です。

なのに、なぜこの結論に至ったのかを説明していきます。

ヘバーデン結節の進行度合い

まずは、なぜ危険なのかを理解するために、ヘバーデン結節を放置すると、どのように進行していくのかを知ってください。

※あくまで、大多数のケースです。個人差はありますのでご了承ください。

軽症

ヘバーデン結節 軽症の画像

軽症の場合は、まだ指の第一関節が1~2本、変形している状態です。

触ると痛い。ぶつけると痛いということはありますが、まだ日常生活にそれほど支障がない状態です。

痛みを伴わない場合もあります。

中等症

ヘバーデン結節の中等症の画像

この頃は指の第一関節が4~8本、変形してきます。

変形度合いもひどく、日常生活ではこのようなことで、痛みを伴います。

  • 洗い物
  • 重いものを持つ
  • 壁などにぶつける

重症

ヘバーデン結節の重症の画像

重症になると、第一関節よりも第二関節の変形がひどくなってきます。

第二関節まで変形が及ぶと、グーが握れなくなるので、いよいよ日常生活の様々な場面で不自由を強いられるようになります。

ヘバーデン結節を患っている方のほとんどが、40代移行の女性であることから、この状態では、ほとんどの家事がまともにできなくなります。

ヘバーデン結節で手が握れない画像

これを見て、どう思われましたか?

放置することへの恐怖を感じた方も多いと思います。

では、なぜ放置して痛みがなくなった方がおられるのか?

そのメカニズムを説明していきます。

ヘバーデン結節を骨折と捉える

腕の骨折の画像

ヘバーデン結節は、原因不明と言われていますが、指の骨折だと思ってもらえるとわかりやすいと思います。

例えば、腕を骨折するとギプスで固めて、骨がくっつくまで固定をします。

あれは、何をやっているかというと、折れた骨が真っ直ぐにくっつくように、正しい位置で固定をしているのです。

固定をせずに動かし続けていると、骨が曲がった状態でくっついてしまいます。

ギプス固定できない骨折の場合

鼻骨骨折

女性の方は、あまり馴染みがないかもしれませんが、格闘家の方は、鼻の骨をよく折ります。

ただ、鼻の骨は固定ができないため、最初の処置で正しい位置に戻しておかないと鼻が曲がってしまうのです。

しかし、曲がってしまっても、骨がくっついてしまえば、痛くはありません。

ヘバーデン結節でもこのような現象が起こっていると考えられるのです。

ヘバーデン結節の痛みがなくなる仕組み

ヘバーデン結節は指の第一関節の骨がもろくなり、変形をしてきます。

このとき、もろくなった骨の周りに、もろくなった骨を補強するようにカルシウム分が付着してきます。

これが変形や膨らみの元となっており、身体が治癒力を働かせて、骨をくっつけようとしているのです。

そして、骨自体がくっついてしまえば、変形自体は元には戻りませんが、痛みがなくなる。

という仕組みです。

ここに落とし穴が・・・

落とし穴の画像

実際に、このパターンで痛みがなくなる方もおられますが、痛みがなくならず、中等症や重症へ進行していく方も多くおられるのです。

その違いは、

ヘバーデン結節の根本原因が解決しているかどうか?

ここがポイントとなります。

ヘバーデン結節の根本原因とは?

ヘバーデン結節の根本原因は、未だ解明されていません。

しかし、毎日、ヘバーデン結節の方と向き合い、独自に研究を重ねた結果、私なりに複数の原因があると考えています。

  • 体の歪み
  • 内蔵疲労
  • 女性ホルモンの減少など

これらの原因が、単純に一つの方もおられますし、複雑に絡み合っている場合もあります。

要は、これらの根本原因が、様子を見ている内にたまたま改善した方は、進行が止まりますが、根本原因が改善されない方は、どんどんと進行していくのです。

まとめ

あなた自身のヘバーデン結節の根本原因が何であるかはわかりませんので、仮に様子を見ていて、どんどん進行してからでは、取り返しがつきません。

これからの人生を、手が自由に使える人生にするために、ぜひヘバーデン結節と向き合ってください。

これがヘバーデン結節専門整体師としてのせつなる願いです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

みのり整体 名古屋金山院